2014年11月27日木曜日

GM5 ファーストインプレッション

 Panasonicのマイクロフォーサーズ準拠のミラーレス一眼「LUMIX DMC-GM5」を購入して2週間がたちました。やっと休みの日に持ち出せる機会があったので、みなとみらいのまで連れ出してみたので、ファーストインプレッションを。



 今回連れ出すにあたって、COTTAのボディケース、ハンドストラップ、ホットシューに装着できるサムレストなんかのアクセサリーを購入していたので、装着させ、持ち出したレンズは、GMシリーズに最適な12-32mm,35-100mmの2本のズームレンズに、15mm,20mmの単焦点というPanasonicのレンズ4本体制です。
 基本的な画質性能はGM1と変わった印象はありません。夜景撮影ではISO1600で手持ちで撮影しましたが、ここ最近のマイクロフォーサーズ機では、ISO1600までであれば常用しても問題ない印象です。


 肝心なEVFの性能に関しては、自分の場合、比較対象がE-M1の内蔵EVFやE-P5の外付けEVFなので、どうしても、物足りなさは感じますが、やっぱり、ファインダーを覗いて写真撮影をするのは、とても楽しいです。背面液晶のみでの撮影はどうしても記録的な印象になるので、小さいとは言え、EVFを内蔵してくれたことは評価に値すると、実際にフィールドへ連れ出すことで、より強く感じました。ただし、接眼部にきちんと目を当てないと、ただでさえ小さいファインダー像が、さらに見辛くなるので、購入特典の大型アイカップが届いてくれないかと思います。
 むしろ、懸念していた背面液晶が、実際にフィールドへ連れ出すことで、GM1対比でサイズダウンしていることが、大きく不満に感じ、再生画像チェックのたびに、残念感が増しました。ボディサイズをもう一回り大きくしても良かったので、GM1と同等サイズの液晶モニターにしてもらいたかったというのが本音です。

 操作性に関しては、大幅改善ですし、ファインダーを覗きながら、シャッタースピードや絞り、露出補正が行えるので、これに関しては大満足です。GM1だと、十字キーも兼ねた背面のダイアルだったので、手元を見ていても誤操作しやすくイラっとしていたので、この改善はありがたいです
 男性の手にはやや小さい出すけど、この凝縮感は道具としての満足感が高まり、ついつい持ち歩きたくなるカメラになりそうです。

 今回、35-100mmも持ち出しましたが、GM1だとネックストラップを短めにしてピンと張る感じでカメラをホールドして安定させる必要がありましたが、GM5ではファインダーを覗くことで自然としっかりホールディングできるので、コンパクトながら、望遠系レンズとの相性も良さそうです。

2014年11月22日土曜日

Panasonic「LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」導入

 報告が遅くなりましたが、Panasonicのマイクロフォーサーズ準拠の望遠ズーム「LUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」を導入しました。同社には同焦点域の大口径望遠望遠ズームもありますが、こちらはGMシリーズに最適なコンパクトな沈胴式望遠ズームです。


 発売は10月23日で、当日に入手して、月末に1週間ほどあった秋休みに、E-M1やGM1で既に運用していましたが、画質は必要十分で、OLYMPUSのM.ZD40-150mmRと比べても遜色はありません。このレンズ最大の利点は、沈胴式ではありますが、非常にコンパクトな設計となっている事で、OLYMPUSやPanasonicのボディ同梱の標準ズームレンズくらいの大きさしかありません。それでいて35mm換算で70-200mmと言う望遠域をカバーし、しかも手振れ補正内蔵レンズというのは、本当に驚きです。

 自分はOLYMPUSのM.ZD40-150mm Rを持っているので、E-M1やE-P5ではM.ZD40-150mmRを、GM5でG 35-100mmをと当初は考えてていて、おいおいM.ZD40-150mmPROを導入したらM.ZD40-150mmRは手放そうかとも考えていましたが、35-100mmがここまで使い勝手の良いレンズであるなら、早々に40-150mmRは手放しても良いかもと考え直しています。
 とは言え、当面はGM5運用時にキットレンズの12-32mmと35-100mm、それと単焦点を目的に応じて1〜2本持ち出す方向でいます。


 GM1では、少々、ホールディングの問題などで、手振れ補正が付いているとはいえ心もとないこともありましたが、GM5ではファインダーを覗いてしっかりホールディングできるので、安心して35-100mmを運用できそうです。何れにしても、ここまでコンパクトなレンズの登場でますますマイクロフォーサーズの魅力もましそうです。やっぱりカメラは持ち出してなんぼですね。とってもお気に入りの1本になりそうなレンズなので、オススメ度高いです。
 望遠系はあとM.ZD40-150mmPROの導入は考えているので、今からじっくりと積立しておこうと思います(笑)

2014年11月18日火曜日

Panasonic 「LUMIX DMC-GM5 レンズキット」導入

 Panasonicのマイクロフォーサーズ準拠のレンズ交換式デジカメ「Panasonic LUMIX DMC-GM5 レンズキット」を、今年の1月に導入した、同社の前機種であるGM1の入れ替えとして導入しました。

 GM5最大の特徴は、前機種GM1のコンパクトさを維持しながら、電子ビューファインダー(EVF)を内蔵したことで、今回入れ替えを決めた最大の理由はそこにあります。残念ながら、EVF内蔵の代わりに、フラッシュがオミットされていますが、GM1を使っていてフラッシュを使った機会はほとんどなかったので、この点に関しての影響は少ないです。
 自分の場合、写真を撮る事を楽しみたい時は、やはりファインダーを覗きたいタイプなので、GM1では物足りない時があり、それが唯一と言っていい不満だったので、EVF内蔵でここまでコンパクトに納まっているのは本当に驚異的で、そんなこんなで迷わずに導入した次第です。
 先週末に既に手に入れていたんですが、せっかく休みだったにも関わらず、体調を崩していて、フィールドに持ち出せていないので、まずは触ってみての第1印象をいくつかレビューします。

1.EVFに関して
最大の特徴である内蔵EVFの見え具合ですが、これに関してはE-M1の内蔵EVFやE-P5の外付けEVF(VF4)に見慣れている自分としては、物足りなさを感じます。116万ドット、倍率が0.92倍と言うスペック以上に、ファインダーを覗いた時の余白部分が多く感じるので、井戸底をのぞくような感じなのも、やや残念ですが、それを差し引いて、このサイズにEVFを内蔵していることが、最大の魅力で、構図確認には十分なので、ファインダーを覗いて写真撮影を楽しむことは十分堪能できますし、GM1では望遠ズームを使う際の安定度が心細かったですが、GM5はその点の恩恵も大です。とは言え今後の高精細化は期待したいところです。


2.液晶モニターに関して
液晶モニターは、EVFを搭載したことで、高さ方向が短くなり、GM1がアスペクト比3:2の3.0型モニターだったのに対し、GM5はアスペクト比16:9の3.0型モニターとなり、実表示範囲が小さくなってしまいました。これは非常に残念な点です。

3.操作性に関して
操作性はGM1対比で改善されています。まずファンクションボタンが1から2に増えました。それから背面のダイアルボタンの代わりに、プッシュ式のコマンドダイアルに代わりに、露出パラメーターと露出補正の操作や切り替えがスムーズになりました。この点は大きな改善点と言えます。
あとちょっとしたことですが、親指の置き場所ができたので、ホールド感が大きく改善されてます。


 総括としては、GM5は、機能性や操作性は大きく進化していますが、デジタルカメラとしてのコストパフォーマンスはGM1の方が良いかと感じます。なので、コンデジ感覚で使う人にとってはGM1一択だと思います。ただし、デジタル一眼レフやEVF付のミラーレス一眼のサブ機、もしくは単体でデジタル一眼レフやミラーレス一眼の代わりとして使うには、GM5の持つ機能性や操作性は強い武器になりますし、何と言ってもEVFに必要性を感じる自分のようなタイプの人には、GM5は最良のカメラの1台となるかと思います。
 恐らく、このボーナス時期に購入を考えている人は、どちらが良いか迷われている方も多いと思いますが、その点を参考にチョイスしてみると良いと思います。
 怖いのは、GM1を購入した時は、E-P5の稼働率が激減した事、けれどEVFの有無でメインがE-M1、サブにGM1と、住み分けは上手くできていたんですが、GM5はEVFを搭載しているので、このメイン、サブの関係性が崩れる可能性も!?携帯性の高さは、そのまま稼働率の高さにもつながるので...そうなると、ただでさえ稼働率が落ちているE-P5の出番がますます減りそうです。そろそろE-P5に関しては進退を考える時期なのかも知れません。
 正直言って、E-P5は所有欲を満たす、高品位な作りなので、手放したくない思いはあるんですが、いかんせん事実上、防湿庫にいる時間が長くなっているので、勿体無い限りです。レンズもそれぞれのボディに、それぞれ標準ズームと望遠ズームがあるので、無駄に焦点域の被ったレンズを所有している状態ですし、ボディが随分と完成度が上がっているので、肥大化してしまったマイクロフォーサーズシステムの精査が必要な時期に突入したと受け止め、来年に向けて考えようと思います。