2014年11月18日火曜日

Panasonic 「LUMIX DMC-GM5 レンズキット」導入

 Panasonicのマイクロフォーサーズ準拠のレンズ交換式デジカメ「Panasonic LUMIX DMC-GM5 レンズキット」を、今年の1月に導入した、同社の前機種であるGM1の入れ替えとして導入しました。

 GM5最大の特徴は、前機種GM1のコンパクトさを維持しながら、電子ビューファインダー(EVF)を内蔵したことで、今回入れ替えを決めた最大の理由はそこにあります。残念ながら、EVF内蔵の代わりに、フラッシュがオミットされていますが、GM1を使っていてフラッシュを使った機会はほとんどなかったので、この点に関しての影響は少ないです。
 自分の場合、写真を撮る事を楽しみたい時は、やはりファインダーを覗きたいタイプなので、GM1では物足りない時があり、それが唯一と言っていい不満だったので、EVF内蔵でここまでコンパクトに納まっているのは本当に驚異的で、そんなこんなで迷わずに導入した次第です。
 先週末に既に手に入れていたんですが、せっかく休みだったにも関わらず、体調を崩していて、フィールドに持ち出せていないので、まずは触ってみての第1印象をいくつかレビューします。

1.EVFに関して
最大の特徴である内蔵EVFの見え具合ですが、これに関してはE-M1の内蔵EVFやE-P5の外付けEVF(VF4)に見慣れている自分としては、物足りなさを感じます。116万ドット、倍率が0.92倍と言うスペック以上に、ファインダーを覗いた時の余白部分が多く感じるので、井戸底をのぞくような感じなのも、やや残念ですが、それを差し引いて、このサイズにEVFを内蔵していることが、最大の魅力で、構図確認には十分なので、ファインダーを覗いて写真撮影を楽しむことは十分堪能できますし、GM1では望遠ズームを使う際の安定度が心細かったですが、GM5はその点の恩恵も大です。とは言え今後の高精細化は期待したいところです。


2.液晶モニターに関して
液晶モニターは、EVFを搭載したことで、高さ方向が短くなり、GM1がアスペクト比3:2の3.0型モニターだったのに対し、GM5はアスペクト比16:9の3.0型モニターとなり、実表示範囲が小さくなってしまいました。これは非常に残念な点です。

3.操作性に関して
操作性はGM1対比で改善されています。まずファンクションボタンが1から2に増えました。それから背面のダイアルボタンの代わりに、プッシュ式のコマンドダイアルに代わりに、露出パラメーターと露出補正の操作や切り替えがスムーズになりました。この点は大きな改善点と言えます。
あとちょっとしたことですが、親指の置き場所ができたので、ホールド感が大きく改善されてます。


 総括としては、GM5は、機能性や操作性は大きく進化していますが、デジタルカメラとしてのコストパフォーマンスはGM1の方が良いかと感じます。なので、コンデジ感覚で使う人にとってはGM1一択だと思います。ただし、デジタル一眼レフやEVF付のミラーレス一眼のサブ機、もしくは単体でデジタル一眼レフやミラーレス一眼の代わりとして使うには、GM5の持つ機能性や操作性は強い武器になりますし、何と言ってもEVFに必要性を感じる自分のようなタイプの人には、GM5は最良のカメラの1台となるかと思います。
 恐らく、このボーナス時期に購入を考えている人は、どちらが良いか迷われている方も多いと思いますが、その点を参考にチョイスしてみると良いと思います。
 怖いのは、GM1を購入した時は、E-P5の稼働率が激減した事、けれどEVFの有無でメインがE-M1、サブにGM1と、住み分けは上手くできていたんですが、GM5はEVFを搭載しているので、このメイン、サブの関係性が崩れる可能性も!?携帯性の高さは、そのまま稼働率の高さにもつながるので...そうなると、ただでさえ稼働率が落ちているE-P5の出番がますます減りそうです。そろそろE-P5に関しては進退を考える時期なのかも知れません。
 正直言って、E-P5は所有欲を満たす、高品位な作りなので、手放したくない思いはあるんですが、いかんせん事実上、防湿庫にいる時間が長くなっているので、勿体無い限りです。レンズもそれぞれのボディに、それぞれ標準ズームと望遠ズームがあるので、無駄に焦点域の被ったレンズを所有している状態ですし、ボディが随分と完成度が上がっているので、肥大化してしまったマイクロフォーサーズシステムの精査が必要な時期に突入したと受け止め、来年に向けて考えようと思います。

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