2015年12月5日土曜日

Canon「PowerShot G5 X」導入

ここ数年は、デジカメと言えばミラーレス一眼の購入ばかりで、コンパクトデジカメの購入から離れていましたが、久々に一目惚れするコンパクトデジカメに出会ってしまいました。と言うことで、約3年ぶりに購入したコンデジが、Canon「PowerShot G5 X」です。


コンデジとしては大型の1.0型 2020万画素CMOSセンサー搭載、レンズは35mm換算で24-100mm F1.8-2.8と言う、使いやすい広角〜中望遠の明るいズームレンズを搭載、236万ドットのEVFとバリアングル液晶を搭載している、一眼スタイルの精悍なデザイン。
操作性も非常に良く、Canonが先駆だったと思うんですが、レンズ周りに機能割り振りができるコントロールリングを備えつつ、右手側には、一眼さながらのフロント、リヤにもコントロールホイールを装備。バリアングル液晶は当然タッチパネル式などなど、現在メイン機として活躍しているE-M5 Mark II同等レベルの操作性を、コンパクトなボディに搭載しています。
正直、コンデジを使う機会って、ほとんど無いに等しいと思いつつも、久々に物欲に火が灯ってしまいました。
Canonのコンデジは、3年前に使っていたPowerShot S100が最後だったと思いますが、Canonのカメラは良くも悪くも普通に良く撮れると言う事に尽きるかなと(笑)まだちょっと試した程度ですけど、はっきり言って不満は全くありません。
1.0型センサーは初めてですけど、従来のコンデジでは比較的高画質モデルに採用されていた1/1.7型よりはボケ表現もさせやすいですし、高感度画質もコンデジとしてはなかなかの水準なので自分のようなミラーレスメインでない方にはとってもオススメの機種です。


■ミラーレス一眼
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
FUJIFILM X-T1
Panasonic LUMIX DMC-GM5
Pentax Q-S1

■デジタル一眼レフ
OLYMPUS E-620

■コンパクトデジカメ
Canon PowerShot G5 X
FUJIFILM Finepix S602
Panasonic LUMIX DMC-TZ300

2015年4月2日木曜日

OLYMPUS「AIR A01」導入しました。

OLYMPUSが3月25日に発売した、マイクロフォーサーズ準拠のオープンプラットフォームカメラ「AIR A01」を、色々と悩んだ結果、導入することにしちゃいました。


【OLYMPUS ホームページより】


「アプリが広げる写真表現 オープンプラットフォームカメラOLYMPUS AIR」

OLYMPUS AIRはスマートフォンのインテリジェンスとデジタル一眼のインテリジェンスが融合した新コンセプトのカメラです。カメラの知識が必要で、難しかった撮影設定は、スマートフォンアプリが解決。あなたのカメラロールは一眼クオリティの写真であふれます。また、OLYMPUS AIRの発表に先立ち、オリンパスの技術をオープンにして、デベロッパー、クリエーター、ユーザーと共に新しい写真体験を開拓していくプロジェクト「OPC Hack & Make Project」を発足させました。OLYMPUS AIRをコントロールするSDK(ソフトウェア開発キット)で新しいアプリを開発したり、3Dデータからアクセサリーを制作したりと、オープンプラットフォームならではの新たな写真価値を提供できる環境づくりを目指しています。



本体にはマイクロフォーサーズマウントと撮像素子やらバッテリー等の必要最低限の装備のみに割り切り、ファインダーと操作系はwifi接続されたスマホで行うというデジカメで、面白いのは、アプリ作成に必要なソースやら、カメラ本体の3Dデータなどをオープンにしていることで、個人レベルでも面白い使い方を提案できる可能性を秘めているカメラでもあります。

 自分にはそんなことできる技術は全くないのですが、単純に新し物好きで、持病の物欲に火がついてしまったのと、オリンパスオンラインショップ限定での販売なんですが、ポイントを使うことで、自分の場合は、28000円という比較的リーズナブルな価格にも後押しされ導入に至りました。


非常にシンプルなパッケージ


パッケージの中には、本体とUSB充電ケーブル、ストラップ、簡易取説が入ってました。
本体は手持ちのM.ZD9-18mmと同じくらいのサイズで、ものすごいコンパクトです。
写真正面の楕円状の部分はシャッターボタンです。



iPhoneを本体後部のクリップの挟むことができます。

初期設定は「OA Central」をAppストアからダウンロードして行います


BluetoothとWiFi接続にて初期設定を行いますが、画面の指示通りにやれば戸惑うことはありませんでした。

それ以外にも現状、OLYMPUSからアプリが幾つか提供されています。



今のところ自分は基本撮影用のアプリ「OA Modedial」と、OLYMPUSと言えばアートフィルターなので(笑)「OA Art Filter」と、撮った写真の閲覧用に「OA Viewer」の3つだけダウンロードしてみました。

スマホとの接続や写真データの取り込み転送はWiFiで行うんですか、それ程ストレスなく、サクサク使えてます。
最大の問題はむしろiPhoneのバッテリーの減りが早いことでしょうか。

撮影したデータは、本体に挿入式のmicro SDに書き込むか、iPhoneに都度転送するか、両方同時かを選ぶことが出来ますが、バッテリーの問題があるので、自分はmicro SDへの書き込みを選んでいます。

もちろん、スマホを接続せずに、本体のみでの撮影も可能で、本体に半押しAFに対応してるシャッターボタンも装備されてますが、ノーファインダー撮影となるので、一体どんな写真になってくるのか、レンズの画角に慣れてないと、想像もつきません(^_^;)
それはそれで、面白い写真が撮れるかも知れませんが(笑)




手持ちのマイクロフォーサーズ機、E-M1、E-M5 II、GM5(※ちなみにE-P5は宣言通りE-M5 II導入を機にドナドナしちゃいました)と記念撮影もしてみましたが、驚異的なコンパクトさに驚いたGM5よりもさらに小さいのが驚きですが、何せ!本当に余計なもの!?は何も付いていないので、当たり前ですね〜!

さて、どんな使い方ができるか、まだ手探り状態ですが、楽しんでみようと思います



2015年3月10日火曜日

オリンパスプラザへ行ってきました

昨晩、今日の休みに備えてE-M5 Mark IIの清掃をしていて、ふとセンサー面を見ると、ポッとホコリ?のような汚れが付着しているのを発見。


写メ撮ってみたけど、写らず(^_^;)

電源のON.OFFを繰り返してダストリダクションを働かせても、軽くブロアで吹いても取れないので、センサークリーニングを依頼しようと、小川町のオリンパスプラザへ行くことにしました。


2Fのサービスへ行って相談すると、20分程度で、すぐセンサークリーニング出来るとのことなので依頼しました。

待ち時間の間、まずは1Fのショールームをプラプラと...大概のレンズを持っているので、特に目ぼしい物は無かったものの、CP+では、余りの長蛇の列で触れなかったOLYMPUS AIR A01が置いてあったので、じっくり触ってみました。


思ってたより動作のモッサリ感はなく、触るんじゃなかったと後悔しつつ(笑)これで4万以内なら、買いかなぁと、物欲の火が灯ってきたら、お腹が減ってきたので、オリンパスプラザの周囲を見渡すと、炭火焼の文字があり、サーモンのハラス干し定食に惹かれて入店!!


美味しく頂いたら、丁度受け取り時刻を過ぎていたので、無事にセンサークリーニングが終了したE-M5 Mark IIを受け取る事が出来ました。
スタッフの方に、ブロア等でやると、奥にホコリが入り込んでしまうこともあるので、オリンパスプラザを気軽に利用して欲しいとアドバイスを頂きました。
ちなみに、センサークリーニングは無料でした。

そんなこんなで、これからセンサーがキレイになったE-M5 Mark IIとPROレンズコンビ、12-40mmと40-150mmをお供に、再び、みなとみらいへ行って来ます!!



2015年3月4日水曜日

E-P5とE-M5 Mark II 操作系比較

2月20日に発売されたマイクロフォーサーズ準拠のミラーレス機、OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II、操作性比較の最後は、PEN E-P5との比較となります。PENシリーズは、OLYMPUSのマイクロフォーサーズ立ち上げから連なるモデルで、E-P5はその4世代目となります。
E-P1、E-P2、E-P3までは、比較的カジュアルな感じで、やや女性向けにも感じられるような、コンデジライクな操作系を纏っていましたが、E-P5からは本格的な撮影もこなせるような操作系を纏い、E-M5から採用された新型センサーであったり、5軸手ブレ補正、さらには1/8000秒のシャッターユニットを搭載するなど、かなりハイエンド寄りに仕上げてきたモデルで、自分も今だに気に入っていて、当初は、このE-P5から入れ替える形でE-M5 Mark IIを導入する予定でいたのですが、正直、手放せていない状況です。

そんな訳で、けじめの意味も込めて、まずはE-M5 Mark IIとの操作系から、実使い勝手、画質性能等、しっかり比較して、実際どうするのか考えていこうと思います。



◽️E-P5は肥大化しすぎで、立ち位置がぶれた!?


E-P5とE-M5 Mark II、そのボディの大きさは実質大差ありません。スタイルはE-P5はフラットタイプでE-M5 Mark IIは一眼レフタイプのEVF内臓モデルですが、E-P5は外付けEVFに対応していて、自分のようにファインダーを覗いて撮りたい派としてはありがたいのですが、装着すると、全体的なボリュームはE-P5が上回ってしまいます。
E-P5はPENシリーズの派生モデルとしてPLやPMが登場して以来、肥大し、どうも立ち位置がブレて来たと感じます。E-P1も決してコンパクトモデルではなかったんですが、E-P5をここまでボリューミーにしてしまうなら、EVFを内臓したフラットタイプ、例えばPanasonic GX7のような方向にした方が良かったのでは?と感じます。


◽️E-P5は背面に操作系が集中


背面のボタン数は、E-P5の方が上回っていて、レイアウトも工夫が感じられます。E-M1やE-M5 Mark IIにも採用された、コマンドダイアルの機能を切り替えるレバーは、このE-P5から搭載されたものですが、個人的には、秀逸な機能だと思っています。
E-P5の場合、撮影スタイルは液晶モニターを見ながら行うのが基本なので、背面に操作系のボタンが多くレイアウトされ、親指でそれらのボタンが押しやすいように工夫されていることがわかります。


◽️E-M5 Mark IIは軍艦部に操作系が集中


対して、E-M5 Mark IIはEVFでの撮影が基本となるため、背面よりも軍艦部に操作系が集中しています。それぞれの機種の撮影スタイルに合わせて、ちゃんと操作系を考えているのがわかります。
E-P5は、PENシリーズとしては初めて前後コマンドダイアルを搭載しているので、どちらの機種も操作性は同等ですが、E-M1以降の機種から採用されたHDRであったり、カラークリエーターであったり、ライブコンポジットetc.の機能がE-P5は搭載されていないので、残念ながら、E-P5は1世代古い機種となります。




道具としての所有欲はE-P5は十分満たしてくれますし、何よりOLYMPUSのマイクロフォーサーズとして積み重ねた実績の土台はPENシリーズが築いてきたので、思い入れも強いのですが、いかんせん、操作性こそ同等でも機能としては見劣りするE-P5、PENシリーズの立ち位置がブレて来ていることも合わせて、いよいよ自分の中でもけじめと言うか決別をしなければと感じます。






2015年2月28日土曜日

沼津港 深海魚水族館 ーシーラカンス ミュージアムー 【追記有】

2月26日に沼津港にある深海魚水族館へ行ってきました。
本当はE-M5 Mark IIでじっくりと写真を撮りに行きたかったんですけど、あいにくの雨模様だったので、気分を変えて、昨年のお盆休みに、あまりの混雑に見学を断念したリベンジも含めて行ってきました。

深海魚水族館の前に、せっかく沼津港まで来たので
昼食にお寿司をいただきました。

今回は「かもめ丸」さん


おまかせ寿司


ネタがとっても新鮮で美味でした。

でもって腹ごしらえが済んでから
いざ 深海魚水族館へ!!

ここのウリは
何と言っても『冷凍シーラカンス』の展示があることです。
言わずと知れた"生きた化石"のシーラカンスが
冷凍とは言え、日本で観られるのはここだけだそうです

シーラカンスは絶滅危惧種のさらに上のレベル
絶滅寸前種!!に指定された生物のため
現在では完全に輸出が禁止されているらしく
日本国内では、この深海魚水族館にある
冷凍シーラカンス2体と
はく製シーラカンス3体
計5体しか存在しない、非常に貴重な魚類です。

1階が深海魚 水槽
2階がシーラカンスミュージアム

と言った展示構成です。

◽️1階の深海魚 各種水槽




ダイオウグソクムシもいました

◽️2階 シーラカンスミュージアム
2階入り口付近に2体のはく製シーラカンス

シーラカンスの魚拓


フロア中央に2体の冷凍シーラカンス

その脇にはく製シーラカンスがもう1体

この掲示の前で係りの人がシーラカンスの説明をしてくれます


シーラカンスの特徴は主に3つだとか

1.ヒレが8種類 計10枚
胸ビレは人間の手のように関節があって複雑な動かし方が出来るとか

2.背骨がなく、脊柱という管のような軟骨で体をささえている
鱗が強固なので、それで体をしっかりと支えているらしいです

3.卵をお腹の中で返す卵胎生
交尾をどうしているかは不明らしいです。

シーラカンスは3億5800年前から姿形を変えずに
現代まで生き抜いている
まさに生きた化石

それは深海という、比較的、環境が変わらない場所で
生息していたからだと言われています。

化石でのみ存在が確認されていた
絶滅した魚と考えられていたシーラカンス
1938年に原生種が発見された時は
そりゃあ衝撃だったでしょう

今までシーラカンスのことなんて
あんまり知らなかったですが
今回、深海魚水族館で、とっても勉強になりました。

そんな訳で頭を使ったあとは
脳に栄養を送らなきゃと(笑)

深海魚水族館の隣にある
「沼津バーガー」にて

アジフライバーガーを食べました!


このお店のウリは
深海魚バーガーだったんですけど
無難なチョイスをしてしまったので
今になって後悔してます💦

ちなみに、沼津バーガーさんでは
深海魚水族館のレシートを持っていくと
10%割引してくれます。

天気は雨模様でしたが
結構、満喫できました。

ちなみに今回持参したカメラは
もちろんE-M5 Mark IIです。

水族館での撮影の大半は
ISO3200という高感度でしたが

ノイズ感もなく、記録写真としては十分な画質です
自分の中では、現行マイクロフォーサーズ機の
ISO感動上限は1600って思っていましたが
E-M5 Mark IIに関しては3200でも良いかなと感じました。

こと高感度撮影においてはE-M1よりも
E-M5 Mark IIの方がやや有利かも知れません

さて、知識とお腹が満たされた後は
沼津から箱根へ移動して

癒しを満たします

日帰り温泉 天成園へ行きました。

でもって結局は
またまた胃袋を満たすために



デザート付

完全に旅行気分を満喫してきました。






GM5とE-M5 Mark II 操作系比較

2月20日に発売されたOLYMPUS OM-D E-M5 Mark II、購入から2週目に突入していますが、ここ最近で購入している、同社フラッグシップ機のE-M1、PanasonicのEVF内臓コンパクトミラーレス一眼のGM5、FUJIFILMの高精細EVF搭載デジタル一眼のX-T1、どの機種も名機と呼べるレンズ交換式デジカメですが、その中でも群を抜いて自分のテンションが上がっています(笑)
と言うのも、E-M5 Mark IIは、良くも悪くも、何をするにもちょうど良いバランスだという万能性があるからだと思っています。

そんなこんなで、E-M5 Mark IIネタが続いていますが、今回は、手持ち機材で最もコンパクトなPanasonicのマイクロフォーサーズ準拠のミラーレス機、DMC-GM5との操作系の比較を中心に紹介していこうと思います。



恐らく、この2機種で購入を迷うという方はいないと思いますが、この2機種、もしくはE-M5 Mark IIとGM1で併用を考えている方はいるかもしれないので、参考まで。


◽️ボディスタイルとEVFの違い



外観正面の比較では、大きさ含めて明らかに別カテゴリーのカメラだというのは一目瞭然だと思います。E-M5 Mark IIは決してコンパクトではないですが、CanonやNikonのエントリー一眼レフに比べれば十分コンパクトな機種ですが、GM5はそれに輪をかけてコンパクトなことを改めて実感です(注:GM5はオプションのハンドグリップを装着しています)
最大の違いは、E-M5 Mark IIはセンターにEVFを搭載した一眼レフスタイルのカメラ、GM5はボディ隅にEVFを内臓したフラットボディスタイルのカメラ、どちらもマイクロフォーサーズ準拠のれっきとしたEVF内臓タイプのレンズ交換式デジタルカメラです。

【EVFのスペック】
E-M5 Mark II→最大約1.48倍、約236万ドット相当
GM5→最大約0.92倍、約117万ドット相当

EVFのスペック差は大きく、GM5のレビューでも上げましたけど、普段E-M1のEVFに慣れている自分にとっては、GM5のEVFは物足りないです。E-M5 Mark IIのEVFはE-M1と同等なので、全く違和感はありません。とは言え、ファインダーの主目的は構図、ピント、露出を確認することなので、GM5でも必要最低限のことができる上で、それを差し引いても、このサイズにまとまっていることがスゴく価値のあることだと思います。
ちなみに両機共にアイセンサー搭載なのでシームレスで背面液晶撮影←→EVF撮影が行えます。

ちょっとEVFの違いに入り込みすぎましたが、どちらもグリップレスボディで、E-M5 Mark IIは握りやすい膨らみがボディ前面にあるのに対して、GM5は完全なフラットボディなので、普段は写真のように純正オプションのハンドグリップとシュー部分に装着できるCOTTA製のサムグリップ(背面比較写真参照)を付けてホールディングを向上させています。


◽️ボタン操作主体かタッチパネル液晶を併用するか



背面のボタンレイアウトは、大きくは変わりません、ただし、GM5はボディのコンパクトさが災いして、窮屈に配置されています。合わせて、軍艦部にコマンドダイアルがないため、Panasonicお得意の2アクションダイアルが背面に配置されています。個人的には、2アクションダイアルはG1で初めて経験したんですけど、秀逸な機能だと思います。
E-M5 Mark IIは背面こそ必要最低限のボタンが配置されていますが、軍艦部のFnボタン含めて、撮影時の基本操作はボタン操作で行うことが可能ですが、GM5ではタッチパネル液晶モニターのソフトFnボタンも使わなければならないという決定的な操作性の違いがあります。
これに関しては、GM5がコンパクトさを優先しているカメラだからなので、この操作性自体に不満はありません。
ちなみに背面液晶はどちらもタッチパネル液晶ですが、GM5は固定式、E-M5 Mark IIはバリアングル式といった違いもあります。


◽️多機能か機能限定か



軍艦部の操作系は明らかに差異が大きく、E-M5 Mark IIは、ザ・カメラと言わんばかりに、モードダイアルやら前後コマンドダイアルやらFnボタンが鎮座していて、E-M1対比では窮屈に感じるものの、多機能ぶりを発揮してくれ、操作性は良いのに対し、GM5はザ・コンデジといった必要最低限の機能限定っぷりで、AFモード切替ダイアル、モードダイアルしかありません。電源スイッチはシャッターボタン同軸なので、速射性という意味ではGM5有利ですが、個人的にはAFモード切替ダイアルってほとんど使わないので、違った操作系の機能を割り振れると良いのですが…。




E-M5 Mark IIとGM5、はっきり言って、どちらも良く考えられた操作系です。特にGM5に関しては、コンパクトさが最優先の中で可能な限り操作性を向上させてくれています。当然、そのコンパクトさゆえに、操作性が良いとは言えませんが、マイクロフォーサーズ機ながら、コートのポケットに入ってしまう事を考えれば大したものです。
E-M5 Mark IIに関しては、GM5と比較すると、やや工夫が足りない印象です。もちろん操作性が悪いわけではないので、不満というわけではないですが、せっかくならE-M5、E-M1、E-M10と同じような無難なまとめ方の延長ではなく、もう一工夫欲しかったという感じです。


2015年2月26日木曜日

E-M1とE-M5 Mark II 操作系比較

OLYMPUSのマイクロフォーサーズ準拠のミラーレス機、EVFをセンターに内蔵した一眼レフスタイルのOM-Dシリーズ、2013年にフォーサーズを統合する形で登場したフラッグシップ機であるE-M1と、OM-Dシリーズの始祖たるE-M5の第2世代モデルであるE-M5 Mark II、これからOM-Dシリーズを導入する方にとっては、非常に悩ましいこの2機種だと思います。


OLYMPUSの場合、基本撮像センサーは上位機と下位機で共通、後発モデルが画質改善されている分だけ下克上的な状況なので、純粋に画質面、特に高感度ノイズなどは、後発であるE-M5 Mark IIがやや有利のような気もします。

今回は画質面は抜きに、E-M1とE-M5 Mark IIの外観比較、特に操作部分の違いをクローズアップして紹介していきます。

◽️グリップの有無

正面外観でまず大きく違うのは、グリップの有無です。


フォーサーズレンズ使用も想定されているE-M1には立派なグリップが装備されています。大柄なレンズを使用するには、しっかりとしたグリップは必要不可欠です。
自分の場合、手持ちレンズだと、12-40mm PROや40-150mm PROの2本はマイクロフォーサーズレンズとしては大きく重いレンズですし、それ以外にも、75-300mm IIも大柄なレンズですし、35mm換算で600mmの超望遠域となるので、手ブレ対策としてもグリップは必要性を感じます。
対してE-M5 Mark IIは、必要最低限の膨らみです。初代E-M5に比べれば、ホールディングは向上していますが、上記のレンズを使用する場合は、オプションのグリップ装着が望ましいと感じます。
それ以外にも、正面で異なるのは、フロントのFnボタンの数で、E-M1が2個に対して、E-M5 Mark IIは1個となっています。何を割り当てるかにもよりますが、多いに越したことはないと思います。

◽️チルト液晶とバリアングル液晶


背面のボタンレイアウトはほぼ一緒なので、操作性の差異はないに等しいです。ただし、背面液晶は、E-M1が上下チルト式ですが、E-M5 Mark IIはバリアングル式です。
どちらも一長一短ですが、自分のように2台を併用するには、美味しいとこ取りできるのでありがたいです。液晶に関しては使用用途で考えたほうが良いですが、チルト式だと、自撮りの際にモニターチェックが出来ないので、バリアングル式の方が撮影の幅を広げてくれると思います。

◽️軍艦部は全く異なる


操作性の最も異なるのが軍艦部のレイアウト、両機ともにフロント・リヤにダイアルを装備、電源スイッチも両機とも左肩となる。モードダイヤルはE-M1が右肩に対して、E-M5 Mark IIは左肩
E-M1は左肩にAF/露出切り替えとHDR等の切り替えボタンを装備、FnボタンはE-M1の1に対してE-M5 Mark IIは3となる。


E-M5 Mark IIの方が、軍艦部のボタン数が多い分、一見操作性は高そうな気もしますが、実際は各ボタンが密集しているので、必ずしも操作性が高いとは言い難いです。



ボディ単体だと、価格差が2万円程度なので、悩ましいところですが、こと操作性に関しては、E-M1の方が高いと感じます。慣れの部分はあると思いますが、特にEVFを覗きながら操作する場合は、軍艦部にゆとりがあるので、誤操作せずに、確実性が高いのはE-M1だと思います。
それから、グリップの有無はPROレンズや望遠域のレンズを多用するのであれば、有った方が断然良いと思います。逆にE-M5 Mark IIはグリップレスボディなので、携帯性も高く、いざという時にはオプションのグリップを装着することができるので、E-M1対比で多様性が高いと思います。広角から標準域の単焦点レンズを使うにはE-M5 Mark IIは最適に思いますが、軍艦部のボタン操作に関しては、慣れが必要だと思うので、総合的に見るとE-M1が良いと思います。

そんな訳で、操作性比較はこの程度、次からはいよいよ実写を交えて、E-M1とE-M5 Mark IIを比較していこうと思うので、お楽しみに!?



2015年2月24日火曜日

Panasonicから2本の単焦点レンズが海外発表

Panasonicから、マイクロフォーサーズ準拠の単焦点レンズが2本、海外発表されました。

◽️LUMIX G MACRO 30mm/F2.8 ASPH./MEGA.O.I.S.



フォトキナ2014やCP+2015で参考出品となっていた、30mmのマクロレンズ。35mm判換算で60mm相当の画角で、等倍のマクロ撮影に対応している。
高速な240fps駆動AFに対応していて、手ブレ補正機構MEGA O.I.Sを採用。
カラーはブラックのみ。
その他スペックは、最短撮影距離は0.105m。フィルター径は46mm。最大径×全長は58.8×63.5mm。重量は180g。


◽️LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S



今回、初登場となる42.5mmの単焦点レンズ、35mm判換算で85mm相当の中望遠レンズとなる。高速な240fps駆動のAFに対応し、手ブレ補正機構POWER O.I.S.を採用。色はブラックとシルバーの2色を用意。
最短撮影距離は0.31m、フィルター径は37mm、最大径x全長は55x50mm、重量は130g



さて、CP+ではなく、このタイミングでの発表、特に42.5mm F1.7は今まで何のアナウンスもされていなかったレンズだけに、まさにサプライズです。
それにしても、42.5mm F1.7ですが、近いスペックでは、Panasonicには同一画角となるLEICA銘の42.5mm F1.2もありますし、同じくLEICA銘の45mm F2.8 Macroもありますし、OLYMPUSにも45mm F1.8があります。
35mm判換算で85mmや90mmはポートレイト用の中望遠レンズの印象が強いですが、
人気の画角なんでしょうか?自分はOLYMPUSの45mm F1.8を所有していますが、正直、あまり活用していないレンズで、恐らくポートレイトを撮る機会がないので、42.5mm F1.7に関してはスルーするつもりです。
フィルター径が37mmとのことなので、GM5等にも最適なレンズな気はしますが...

30mm F2.8 Macroに関しては、もちろん購入するつもりです。広角レンズと同じくらいマクロレンズも大好物なので、国内発表や発売が待ち遠しいレンズの1本です。自分は手持ちにフォーサーズの35mm F3.5 Macroを持っているんですが、E-M1出なければまともにAF出来ないので、マイクロフォーサーズで後継レンズが出るのを待ちわびていたんですが、OLYMPUSからは出る雰囲気が今の所ないので、この30mmは発売日にゲットしようと思っています。
マイクロフォーサーズのマクロレンズは、PanasonicのLEICA銘 45mm F2.8 Macroや自分も所有しているOLYMPUSの60mm F2.8 Macroがありますが、標準域の画角のマクロレンズは何かと使い勝手も良さそうなので、楽しみです。

2015年度はPanasonicからの2本、30mm F2.8 Macroと42.5mm F1.7とOLYMPUSからの2本、7-14mm F2.8 PROと8mm Fisheye PRO、両メーカーでやや方向が違うので、マイクロフォーサーズユーザーとしては予算の捻出含めて、悩ましいところですが、徐々に両メーカーで画角が被りつつあるので、目的やF値の違い等、贅沢なチョイスをすることが出来るのが楽しい限りです。


2015年2月21日土曜日

E-M5 Mark II in みなとみらい

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II発売日当日は、定番のみなとみらいへ連れ出して、試し撮りをしてきました。持っていった機材は以下の通り

▪️ボディ
OM-D E-M1
OM-DvE-M5 Mark II(グリップ付)

▪️レンズ
M.ZD 12-40mm PRO
M.ZD 40-150mm PRO
M.ZD 9-18mm
M.ZD 14-150mm II
M.ZD 75-300mm II

今回は、とりあえずズームレンズ主体で持ち出してみましたが、主に9-18mmと12-40mmの2本でみなとみらいの夜景全景を撮る感じで、桜木町から汽車道を経て、締めは万葉の湯というゴールデンコース(笑)で試し撮りをしてきました。
三脚は持って行かなかったので、ハイレゾショットはまた改めて、取り急ぎ、強化された手振れ補正を体感すべく、ISO1600の手持ち撮影です。

日本丸とランドマークタワー

汽車道を抜けて

みなとみらい全景

E-M1でもISO1600でノイズはほとんど感じませんが、E-M5 Mark IIはやや上回っているように感じます。高感度画質はやはり後発が有利でしょうか?噂では、E-M1はPanasonic製、E-M5 Mark IIはSONY製という違いがあるようなので、その辺も影響しているのかな?
手振れに関しては、見ての通り全くブレを感じない仕上がりです。
E-M1は、カメラを握ると、自分の場合は小指が余ってしまうんですが、E-M5 Mark II & グリップだと、小指も余らずにしっかりと握れるのも、手ブレ軽減に貢献している?かも知れません。
ただし、重量はグリップを付けるとE-M1よりE-M5 Mark IIの方がやや重いのが残念。

短い時間での試写で感じたのは、フォーサーズレンズ利用やら、動体追従やら連写速度やらを考えなければE-M5 Mark IIで充分だという事です。ただし、ボディの剛性感はE-M1の方が確実に上回ってます。恐らくE-M5 Mark IIのボディは一部金属?E-M1のようにマグネシウム製ではないのかも知れません。

いずれにしても、E-M5 Mark IIは、E-M5からは大幅な進化をしているので、今から購入を検討している方は安心してE-M5 Mark IIを購入されて良いと思います。


そんなこんなで、夜景撮りで冷えた体は、行きつけ(笑)の万葉の湯であっためて帰りました。
ポイントが随分と貯まっていた(それだけ行っている!?)ので、タダ風呂、タダ酒というおまけ付きで、E-M5 Mark II 初試写を満喫しました。


もっと詳しいレビューや、E-M1との撮り比べは、これから随時更新していくので、引き続きお楽しみに頂ければと思います。